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Codebergは、GitHubの完全互換サービスではありません。ドイツ・ベルリンを拠点とする非営利団体Codeberg e.V.が運営する、FOSS(自由・オープンソースソフトウェア)を主な対象とした無料のGitホスティングサービスです。

Gitリポジトリ、Issue、Pull Request相当のコードレビュー、Wiki、Releases、LFS、Packages、静的サイト公開などは利用できます。一方、一般商用コードの保管、大規模な非公開データ置き場、GitHub ActionsやMarketplaceの完全な置き換えを目的にすると、制約にぶつかります。

公開FOSSプロジェクトなら有力な移行先ですが、商用開発や大規模CIではGitHub、GitLab、自己ホストForgejoとの比較が必要です。

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Codebergを一言で説明すると

Codeberg.orgは、Forgejoを基盤にしたホスティング済みのソフトウェアフォージです。運営主体はベルリンの登録非営利団体Codeberg e.V.で、会費、寄付、コミュニティ参加を重視しています。Codeberg e.V.の会員登録は、Codeberg.orgを使うための必須条件ではありません。

ここで混同しやすいのがCodebergとForgejoの違いです。

  • Codeberg.org:Codeberg e.V.が運営する公開のForgejoインスタンス
  • Forgejo:自分のサーバーやVPSに導入できる自由ソフトウェア

つまり、Codeberg.orgを使えばサーバー運用なしでForgejoを利用できます。自分でForgejoを運用すれば、データ、認証、容量、バックアップ、Runnerを自分で管理できます。CodebergはGitHubの別ブランドではなく、誰が基盤を運営するかという思想から異なる選択肢です。

Codebergは2022年以降、Forgejoの開発を支援しています。Forgejoの機能や利用方法は公式ユーザーガイドでも確認できます。

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Pick the symptom - the matching free tool is one click away.

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Codebergは本当に無料?

「無料」には三つの意味があります。

通常利用に料金がかからない

通常のFOSS用途では、ユーザー単位の月額料金を支払わずにリポジトリなどを利用できます。Codebergは、寄付額に応じて容量やCIの例外を販売する一般的な料金表を採用していません。寄付や会員登録は、サービスの運営を支えるためのものです。

基盤ソフトウェアを自己ホストできる

Codebergの基盤であるForgejoは自由ソフトウェアです。将来Codebergから離れる必要が生じても、Forgejoの別インスタンスや自己ホスト環境へ移行しやすい点は、特定企業のサービスにロックインされたくない人にとって重要です。

無制限ではない

無料でも、容量、帯域、CI計算資源には限りがあります。2026年8月時点の公式案内では、通常の目安は次の通りです。

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対象 公式案内に基づく目安
Gitリポジトリ 750 MiB
LFS、Packages、Releases、Attachments 追加1.5 GiB
非プロモートコンテンツ、個人用途・非公開リポジトリなど 合計100 MiBを超える場合は要相談

これらは、すべてのプロジェクトに機械的に適用される有料プラン別の固定上限という意味ではありません。正当なFOSSプロジェクトで容量やCIが必要な場合は、事前にFAQや容量制限の公式発表を確認し、申請・相談してください。共有インフラの安定性を損なう利用は、無料であっても制限される可能性があります。

Codebergでできること

Gitリポジトリと通常のGit操作

HTTPSまたはSSHでclone、pull、pushできます。新しいリモートを追加するだけなら、既存のGitワークフローを大きく変えずに済みます。

git clone https://codeberg.org/USER/REPO.git

cd REPO
git remote add codeberg https://codeberg.org/USER/REPO.git
git push -u codeberg main
git push codeberg --tags

全ブランチとタグを個別に送る場合は次のようにします。

git push codeberg --all
git push codeberg --tags

git push --mirrorも使えますが、リモート側の参照を強制的に同期するため注意が必要です。移行先に既存コミットやブランチがある場合は、実行前に削除や上書きの影響を確認してください。

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Issue、Pull Request、Wiki、Releases

ForgejoにはIssue、ラベル、マイルストーン、Pull Request、コードレビュー、ブランチ保護、Issueテンプレート、Wiki、リリースといった一般的な開発機能があります。GitHubのPull Requestに相当する機能は、ForgejoではPull Requestと呼ばれます。

ただし、GitHub固有のApps、Marketplace連携、Discussions、Projects、Bot設定まで自動的に同じ状態になるわけではありません。機能名が似ていても、権限モデル、API、通知、外部サービス連携は移行前に確認すべきです。

LFS、Packages、添付ファイル

Git LFS、Packages、Releasesへのファイル添付に対応します。ただし、ソースコード本体とは別の容量枠として扱われるため、ゲームアセット、動画、機械学習モデル、大容量コンテナなどを置く場合は、利用量と帯域を先に確認してください。

Codeberg Pages

Codeberg Pagesでは、ドキュメント、APIリファレンス、プロジェクト紹介ページなどの静的サイトを公開できます。ユーザー、組織、リポジトリ単位のサイトに対応し、カスタムドメインも利用できます。URLは通常、USER.codeberg.pageの形式です。

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一般的な構成では、次のように設定します。

  1. ユーザーまたは組織配下にpagesリポジトリを作成する
  2. pagesブランチを用意する
  3. WebhookまたはForgejo Actionsで公開処理を設定する
  4. USER.codeberg.pageまたはカスタムドメインで確認する

Pagesは旧Pages Server v2から新しいgit-pages基盤へ移行中です。新規利用者は旧v2を利用できないため、古い記事の画面やWebhook手順をそのまま使わないでください。Webhookの「Test delivery」が失敗することがある点も公式に説明されています。実際のブランチへpushした後、配信結果と公開URLを確認するのが確実です。

Forgejo ActionsとWoodpecker CI

Codebergでは、Forgejo ActionsとWoodpecker CIを分けて考える必要があります。

Forgejo ActionsはGitHub Actionsに似たワークフロー機能ですが、CodebergがホストするActionsは2026年8月時点で限定的です。公式ドキュメントは、セキュリティ上の問題とメンテナー不足を理由にホスト型Actionsを限定しており、ホスト型CIが必要な場合はWoodpecker CIを案内しています。

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自分のRunnerを使う基本手順は次の通りです。

  1. リポジトリ設定のUnits → OverviewでActionsを有効にする
  2. アカウント、組織、またはリポジトリの設定を開く
  3. Actions → Runnersを選ぶ
  4. Create new Runnerをクリックして登録トークンを取得する
  5. 自分のマシンにForgejo Runnerをインストールして登録する

RunnerはCodebergへ接続して待機するため、公開IPアドレスは必須ではありません。家庭内サーバーなども構成できます。ただし、信頼できないPull Requestを自前Runnerで実行すると、Runner上で任意コードが動く危険があります。専用VMやコンテナで隔離し、公開PRに秘密情報を渡さず、Dockerソケットや書き込み権限を最小限にしてください。

GitHubとCodebergの違い

項目 Codeberg GitHub
主な対象 FOSSプロジェクト 個人、OSS、企業開発
Gitリポジトリ 対応 対応
Issue・レビュー・Wiki・Releases 対応 対応
非公開リポジトリ FOSSに関連する範囲が中心。一般商用用途には不向き 無料プランでも公開・非公開に対応
CI/CD Forgejo Actions、自前Runner、Woodpecker CI。ホスト型Actionsは限定的 GitHub Actionsが広く統合
静的サイト Codeberg Pages GitHub Pages
自己ホスト Forgejoとして可能 Enterprise Serverなど別製品
Marketplace・AI GitHubほど充実していない Marketplace、Copilot、Codespacesなどが強い
運営 非営利・コミュニティ志向 Microsoft傘下の商用サービス
開発者ネットワーク GitHubより小さい 非常に大きい

GitHubの無料枠や各種有料機能は公式価格ページで確認できます。Codebergの強みは機能数ではなく、自由ソフトウェア、非営利運営、コミュニティ志向、自己ホストへの移行可能性です。GitHubの強みは、利用者数、検索性、外部連携、Marketplace、AI、企業向け管理機能にあります。

Codebergに向いている人、向いていない人

向いている人

  • 公開FOSSプロジェクトを運営している
  • Microsoftなどの商用プラットフォームへの依存を減らしたい
  • 基盤ソフトウェアも自由ソフトウェアであってほしい
  • Issue、レビュー、Releases、Pagesがあれば開発できる
  • 小規模なCI、または自前Runnerを用意できる
  • 将来Forgejoを自己ホストする選択肢を残したい

向いていない人

  • FOSSに関係しない商用・非公開コードが主目的
  • 動画、ゲーム素材、モデル、イメージなど大容量ファイルが中心
  • GitHub Actions、Marketplace、Copilot、Codespacesへの依存が強い
  • SSO、SCIM、監査ログ、厳格なSLA、企業サポートが必要
  • GitHubの検索流入、スター、採用上の認知度が不可欠

GitHubからCodebergへ移行する方法

単純なGit移行

  1. Codebergアカウントを作成する
  2. 移行先に空のリポジトリを作る
  3. ローカルリポジトリへCodebergのremoteを追加する
  4. 全ブランチ、タグ、必要なLFSデータをpushする
  5. Issue、Pull Request、Wiki、Releases、CIを確認する
  6. README、ドキュメント、パッケージ配布先、WebサイトのURLを更新する
  7. GitHubをアーカイブ、告知先、またはミラーとして残すか決める
git remote add codeberg https://codeberg.org/USER/REPO.git
git push codeberg --all
git push codeberg --tags

Issueなどのメタデータも移行する

Codebergの移行機能では、GitHubなどからリポジトリを取り込み、一部メタデータも移行できます。移行元URL、アクセストークン、所有者、リポジトリ名、公開設定、移行対象のメタデータを指定します。非公開リポジトリやメタデータ移行ではトークンが必要です。完了後は不要なトークンを削除してください。

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ただし、GitHub Actionsの実行履歴、Secrets、Environments、細かなブランチ保護、Discussions、Projects、Dependabot、GitHub Apps、Marketplace連携などは完全には再現できない可能性があります。移行後にCIと権限設定を作り直す前提で計画しましょう。

移行に失敗した場合

タイムアウトや移行元の不正データによって、アクセスしにくいリポジトリが残る場合があります。公式手順では、失敗したリポジトリの設定URLに/settingsを追加して設定画面を開き、リポジトリを削除してから、URLやアクセストークンを確認して再試行します。解決しない場合はCodebergのCommunity Issue Trackerへ報告します。

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移行前に確認すべき注意点

1. FOSSプロジェクトか

Codebergに置いたからといって、コードが自動的にオープンソースになるわけではありません。「公開されている」と「自由に利用・改変・再配布できる」は別です。README、LICENSE、著作権表示を整備し、依存ライブラリ、画像、ゲーム素材、商標のライセンスも確認してください。

2. 非公開コードの性質

Codebergには非公開リポジトリがありますが、FOSSプロジェクトのセキュリティ修正やリリース準備などに関連する用途が中心です。FOSSと無関係な会社の社内コード、商用ソフトウェアの主要ソース、個人バックアップ、メディア保管先として使うサービスではありません。

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また、非公開リポジトリでも、プライバシーポリシーに従ってモデレーションチームやインフラ管理者がアクセスできる可能性があります。秘密鍵、APIキー、顧客情報、規制対象データを無条件に置く場所とは考えないでください。権限の詳細はリポジトリ権限の公式説明を確認しましょう。

3. 容量とCI

750 MiBのGitストレージ、追加1.5 GiBのLFS・Packagesなどの目安に近づくなら、移行前に相談してください。大規模なCIも同様です。特にmacOS、Windows、GPU、長時間ジョブ、大量の並列実行が必要なら、自前Runnerや別のCIサービスを組み合わせる必要があります。

4. ミラーとバックアップ

Codebergは大量の自動pullミラーが帯域やディスクを消費した経緯から、自動ミラーに慎重です。バックアップ目的なら、ローカルから複数のリモートへpushする運用が扱いやすいでしょう。

git remote add github [email protected]:USER/REPO.git
git remote add codeberg [email protected]:USER/REPO.git

git push github --all
git push github --tags
git push codeberg --all
git push codeberg --tags

GitHubとCodebergを併用する場合は、IssueやPull Requestの正規窓口を一つに決めてください。コードを二か所に置いても、コミュニティ、Issue、スター、検索流入、外部リンクまで自動的に移るわけではありません。

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5. Git履歴に秘密情報が残っていないか

秘密情報を含むファイルを削除しても、過去のコミットには残ります。APIキーや秘密鍵をpushした場合は、まず直ちに失効・ローテーションし、その後に履歴から除去します。force-push後も削除オブジェクトが一定期間保持される可能性があるため、公開済みの秘密情報は漏えい済みとして扱ってください。

Codeberg以外の選択肢

Forgejoの自己ホスト

Forgejoを自己ホストすれば、商用・非公開コードにも適用しやすく、容量、独自ドメイン、認証、バックアップ、Runnerを自分で設計できます。その代わり、可用性、監視、SMTP、TLS、セキュリティアップデート、バックアップは自己責任です。

GitLab

GitLabはCI/CD、DevSecOps、脆弱性スキャン、コンテナ、プロジェクト管理を重視する統合型プラットフォームです。2026年8月時点の公式表示では、Freeは0ドル、Premiumは年払いで1ユーザー月額29ドル、Ultimateはカスタム価格でした。Freeには400 compute minutes/月、10 GiBストレージなどの表示があります。

適格なオープンソースプロジェクト向けに、無料Ultimateライセンスと月50,000 compute minutesを提供するプログラムもあります。Codebergより企業向け機能は広い一方、商用企業によるサービスで、ユーザー単位の料金体系があります。

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GitHubとの併用

GitHubを完全に捨てる必要はありません。Codebergを正規リポジトリ、GitHubを発見性や既存コミュニティ向けのミラー・告知先にする構成も現実的です。GitHubのMarketplace、Actions、Copilot、Codespaces、企業管理機能が必要なら、GitHubを残す合理性があります。

SourceHut

SourceHutは、最小限のGUIとメールベースのパッチ投稿・レビュー、Git・Mercurial対応を特徴とする別系統のサービスです。メール中心のUnix系ワークフローを好む人には向きますが、GitHub型のPull Request UIやMarketplaceを求めるチームには適しにくいでしょう。現行価格は公式サイトで確認してください。

用途別の判断

用途 第一候補 理由
公開FOSS Codeberg 運営目的、無料利用、Pages、Forgejo基盤が合う
商用・非公開コード GitHub、GitLab、自己ホストForgejo Codebergの主目的と合わない
GitHub依存を下げたい Codeberg+GitHub 独立性と発見性を両立しやすい
CI/CD重視 GitLabまたは自前Runner付きForgejo ホスト型CIの選択肢と管理要件を確認できる
完全な管理権限 Forgejo自己ホスト データと運用を自分で管理できる

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